曹洞宗 臨泉山
神宮寺
新潟県文化財・十日町市文化財
四日町観世音 別当 神宮寺
十日町市の市街地から北に約3キロメートル、四日町地区にあり、古くから「四日町の観音様」と親しまれてきた千二百年の歴史を数える寺です。
杉木立の中、茅葺き屋根の山門と観世音(本堂)が、そして苔むす境内の静けさが厳かな佇まいを見せています。
秘仏ご本尊「十一面千手観世音菩薩」は、古くより地域のみなさんの信仰の拠り所となり、また地域住民がお守りして今日に至っております。
沿革
寺伝によれば平安時代、大同2年(807)6月17日、本尊御来迎して当地の鎮守となり、翌年七堂伽藍が建立されたと伝わります。
神宮寺は当初、神宮寺は天台宗として創立されたと伝えられていますが、
南北朝期には「天福山 神宮禅寺」の記録が残っています。
現在は曹洞宗寺院です。
応安3年1370 | 二度目の造営と佛像修理。このときは天福山神宮禅寺と称していた |
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貞享3年1668 | 6月17日から33日間の長期御開帳を修行 |
宝暦11年〜明和6年1761-1769 | 現存の山門建立 |
安永2年〜天明2年1773-1782 | 現存の観世音再建 |
大正3年〜昭和30年1914-1955 | 奉納草競馬を実施 |
昭和57年1982 | 大晦日NHK「ゆく年・くる年」放映 |
平成20年2008 | 神宮寺創建千二百年祭挙行 |
33年に一度、33日間の長期大開帳が行われてきました。
近年では平成5年に修行され、次回は令和8年になります。